こんばんは、Appleファンの 
id:kouki_dan です。
皆さんはスマートウォッチをお使いですか？僕はApple Watchを使っています。腕に何かをつけるのは嫌いな僕でしたが、Appleが腕時計を出すということで、観念して腕時計をつけることにしました。
今では、時間を見る、Apple Payで決済する、天気を見る、予定を見る、運動量を測るなど、様々なことに使っています。Apple Watchを持つまでは、iPhoneを出せばいいじゃんと思っていましたが、常に手にディスプレイがついているというのはなかなかに良い体験です。
Apple WatchはiPhoneのように、アプリ開発もできます。そして、ちょっとした問題をプログラミングで解決するということにもとても適しています。画面が小さいので、ワンイシューに特化した問題解決が必要になり、作り込みすぎて出せない、という心配がありません。また、UIのこだわりポイントも少ないので、初めての人にも手が出しやすいです。 Apple Watchは常に腕についているものなので、圧倒的にアクセスしやすく、情報をさっとみたい場合はiPhoneよりもApple Watchが適している場合が多いです。また、プールでも使えるように設計されているので、iPhoneよりも使えるシチュエーションが幅広いです。iPhoneが手元にない場面でも、Apple Watchなら腕についているケースが多いでしょう。
そんなApple Watchのアプリ開発ですが、iOSネイティブアプリ開発の知識を流用できるので、とても始めやすいです。iPhoneアプリをこれまで作ったことがある人はもちろん、まずはApple Watchのアプリから始める、というのも良いでしょう。
Apple Watchのアプリを作ることで、コードで課題を解決したいという、プログラミングの醍醐味を味わうことができるのです。初心者の人が初めて作るアプリでも、これまでにiOSアプリを何個も作ってきた人もスマートウォッチという新しい舞台で、実世界に根ざした個人的な課題にもコードで立ち向かえるプラットフォームになっています。
という話を膨らませて、実装にも踏み込んだものを、iOSDCの前夜祭で発表します！ぜひ聞きにきてください！
今回iOSDCで発表するということで、僕が個人的に作って使ってきたアプリをApp Storeに公開することにしました。このエントリではどういうものを作ってきたのかを紹介します！
Parking Reminder
僕は移動はたいてい自転車に乗るのですが、自転車は駐輪場に置かなくてはいけません。駐輪場にはたいてい番号が振られていて、出庫時には、その番号を使って精算します。そして、精算機はたいてい駐輪場の入り口にあるので、番号を覚えていないと自転車から精算機を往復する二度手間になってしまうことが起きがちです。そもそも駐輪場の場所がどこなのかを忘れてしまうこともあるかもしれません。
そんな時のために、自転車を停めた時にアプリを起動し、番号を記録するためのアプリがParking Reminderです。僕は試してないですが、多分車でも同じように使えるはずです。
使い方は簡単で、駐輪した時に、Apple Watchから番号を登録するだけ。駐車中はコンプリケーションやウィジェットで番号を確認できます。位置情報もあるので、地図で大体の位置を覚えておくこともできます。出庫するときに、精算機でその番号を入力すれば、自転車まで往復の必要なく料金の支払いをスマートに終えられます。
ganbanyoku
僕は温泉が好きなのですが、サウナは嫌いです。でも、岩盤浴は結構好きです。岩盤浴の入り方はいろいろあるのですが、うつ伏せ5分、あお向け10分、休憩5分を１インターバルとして、2,3回繰り返すというものが基本になっています。このアプリは岩盤浴の入浴時の、このインターバルをサポートしてくれるものです。
たいてい砂時計が置いてあったり、掛け時計で時間がわかるようになっているのですが、プッシュではなく、プルしてこなくてはいけません。時間のことは忘れたいので、タイマーを設置したいところです。そこで便利なのがこのganbanyokuです。
基本のインターバルの通り、時間になったらプッシュ通知でお知らせします。これまでは掛け時計や砂時計で、こちらからプルしなければ行けませんでした。このアプリを使うことで、プッシュ型になるのです。ワークアウトみたいだな、と思ったので、ワークアウトとして作成しようと思ったのですが、watchOS 10の時点では岩盤浴に適したカスタムワークアウトは作れなかったので、アプリとして作りました。
寝っ転がって、ぼーっとしているだけで、時間が来たらApple Watchが教えてくれます。時間を気にしなくていいのはとても良い体験です。
Apple Watchで問題解決しよう！
何か問題を見つけたときに、コードを書いて解決するというのはプログラミングの醍醐味です。よくあるのは、スマホ向けアプリを作ったり、Webで何かを作ったりだと思います。その中の選択肢の一つに、Apple Watchを加えてみませんか！というのがこのエントリでお伝えしたいことです。
Apple Watchは常に腕につけているので、情報を表示することや、何かをしながら使うことにも優れています。デバイスの制約が大きい分、ちょっとした課題でも汎用的なアプリでは解決が難しく、専用のアプリを作った方が便利になるケースも多いと思います。デバイスとしての特性も、スマホとは違ったものがいろいろと考えられるので、ぜひ考えてみてください！
Apple Watchのアプリ開発を始めたいですか？そんな人にはiOSDC Japan 2024のこのセッションで、Apple Watchのアプリ開発の始め方を紹介します！ぜひ見に来てください！
